アンガマ
2010.8.23
八重山諸島の旧盆の行事であるアンガマーが、黒島でも開催されました。アンガマーは、あの世から帰ってきた祖先の霊を、精霊たちが楽しませるというものです。黒島では精霊に扮した青年たちが、仏壇のある家を回り、踊りを披露して行きます。昨夜は深夜一時まで、精霊たちが踊り続けました。アンガマは今夜が最終日です。
仲本海岸シュノーケルガイドを作成しました
2010.8.16
仲本海岸でのシュノーケリングをより楽しむための下敷きを作成しました。表は仲本周辺の地図、裏はシュノーケリングで見られる代表的な生き物の写真となっています。水中でも使えますので、シュノーケリングをしながら、生き物の名前を調べることができます。入館者してライフジャケットを借りた方に、無料で貸出しておりますので、是非ご利用ください。
豊年祭
2010.8.1
今日、黒島の豊年祭が宮里海岸で開催されました。黒島の豊年祭は旧暦の6月に開催され、ハーリー船競争、棒術や踊りなどの奉納舞踊がおこなわれます。最近では護岸整備により、各地の伝統行事も港やコンクリートで護岸された場所で開催されることが多くなっていますが、黒島では人工物のない水平線まで見渡せる海岸で実施されています。集落対抗のハーリー船競争では、宮里対仲本は仲本集落が、保里対東筋は保里集落が、それぞれ勝利しました。写真は宮里集落の奉納舞踊であるミルクです。
Sony Aquarium-3Dに出演
2010.7.26
東京銀座のソニービルで開催中のSony Aquarium-3Dに、当研究所の研究員である亀田が出演しています。沖縄ちゅら海水族館や八重山の自然を3D映像でアピールするイベントで、「うつくしい海は、にぎやかな海です」をテーマに、ソニーが主催しています。ちゅら海3Dアドベンチャーのコーナーで、亀田が実際にダイビングをしながら、登場する生き物の解説をしています。8月31日まで開催していますので、機会があれば是非足を運んでみてください。
海流調査のハガキを23年ぶりに発見
2010.7.23
5月19日、研究所に一通の手紙が届きました。中には八重山海中公園宛のハガキと、このハガキを三重県で拾ったと言う小学生からの手紙が入っていました。調べてみると、なんとこのハガキは23年前に、当研究所の所長である亀崎が、黒島の海から流したハガキであることがわかりました。当時は現在のような最新の機器がなく、ハガキを流すことによって、海流を調べるという活動がおこなわれていました。それが20年以上後に、三重県で見つかった訳です。まさに奇跡のような発見です。発見者の鈴木はるかさんどうもありがとうございました(写真、左:23年前に海に流したハガキ、右:発見した鈴木さんからの手紙)
おきぎんふるさと振興基金に認証
2010.7.14
当研究所のサンゴ研究は、おきぎんふるさと振興基金に認証されました。同基金は沖縄の産業の振興、伝統文化の継承、学術研究を支援するものです。当研究所では、本年度の事業として所蔵しているサンゴ標本の目録を作成し、広報する予定です。そして、この標本がサンゴの研究や教育に活かされるように活動をおこないます。
アオウミガメの産卵を観察
2010.7.4


昨夜、アオウミガメの産卵がありました。これで黒島ではウミガメ類の上陸6回、そのうち産卵3回となりました。アオウミガメの産卵数は世界的に増加傾向にあります。これはウミガメを食べる文化やお祝いの品として剥製を贈る習慣が衰退して、ウミガメを獲らなくなったためと考えられています。黒島では1990年代から確認されるようになりました。
黒島でウミガメ初産卵
2010.6.25
黒島の西の浜でウミガメの初産卵がありました。足跡と卵の大きさからアオウミガメと考えられます。去年よりは10日早い産卵になりました。 過去の西の浜のウミガメ産卵状況はこちらをご覧下さい→ 西の浜のウミガメ産卵調査
ゴマモンガラによる被害
2010.6.23
仲本海岸でゴマモンガラによる被害が発生しています。6月21日 ライフジャケットを借りていたお客さまがゴマモンガラに噛まれました。5cmぐらいの噛み跡が残っていました。今回はたいした怪我ではありませんでしたが、以前には指先を食いちぎられた方もいます。これからの季節はゴマモンガラが縄張りをもち、侵入者を追い払うために噛み付いてきます。もしゴマモンガラが向かってきたら、慌てずに岸に逃げて下さい。
ゴマモンガラの写真は生物図鑑をご覧下さい。→仲本海岸の魚類.3
ズグロミゾゴイの巣
2010.5.14

黒島ビジターセンターの宮良さんより、ミゾゴイのヒナがいると情報がありました。宮良さんが確認したときは親がおらず、カラスが集まっていたようですが、私たちが見にいった時は親鳥がちゃんとヒナを守っていました。ミゾゴイは観光客から「逃げない鳥がいる」とか、「飛べるの?」などと質問され、のんびり屋のイメージだったのですが、今日の親鳥はなかなか頼もしい姿に見えました。赤矢印のところにヒナが2羽こちらを見ています。
アオバトのヒナを保護
2010.5.13
5月6日 アオバトのヒナが保護されました。巣から落ちたのか、カラスに虐められているところを島の方が保護し、研究所に持ち込まれました。黒島ではドバト、キジバトそしてアオバトが生息しています。ドバトやキジバトは地面で見ることが多いですが、アオバトは木の高いところで生活しています。同じような生態の動物は、このように少しずつ住み場所を変えて生活しています。このヒナは大きな怪我もないので、飛べるようになったら放鳥しようと思います。
児童生徒が遠足でウミガメ放流
2010.5.2
4月29・30日、当研究所に数校の小中学校が遠足で訪れました。児童生徒は館内では飼育生物、剥製や標本などの実物を基に解説を受けました。そして実際にウミガメに標識を装着し、海へ放流しました。このウミガメは再発見された場合、放流者に連絡します。当研究所は、研究所としては珍しく常設の展示室を設けています。これは研究で明らかになったことは、一般に伝えることが大切と考えているからです。このため多くの学校に利用して頂くことはたいへん嬉しく思います。
島内で手作り結婚式
2010.4.25
4月24日、島内で手作りの結婚式と披露宴が開催されました。伊古集落出身の新郎は、両親が漁をしている最中に海上の舟の上で出産したこともあり、伊古桟橋での開催となりました。新郎が舟で伊古桟橋に降り立って入場後、父親にエスコートされた新婦が桟橋を歩いてきて、式は開催されました。研究所も式や記念に放流するウミガメの提供など協力させて頂きました。伊古桟橋で誓いを立てた後、黒島小中学校の体育館にて、披露宴が盛大に開催されました。島内では13年ぶりの開催となった結婚式と披露宴、近年は島での開催がめずらしくなった婚姻儀礼をしっかり記録し、後世に残したいと思います。
西表島南岸でウミガメとイノシシの調査
2010.4.5
4月3-4日、西表島の南岸で、ウミガメとイノシシの調査を実施しました。この地域はウミガメの重要な産卵地として知られており、当研究所は20年以上にわたり継続的な調査をしています。八重山諸島において、ウミガメの産卵は4月半ばぐらいから始まりますが、すでに3つの上陸跡がありました。それも痕跡の状態から1・2週間前に上陸したものと考えられます。つまり3月には、すでに上陸していたようです。一方で、この地域では一昨年からイノシシによるウミガメ卵の大規模な捕食が確認されています。今年も砂浜にはたくさんのイノシシの足跡がありました。イノシシは雑食性ですが、植物を好んで食べます。在来種であるイノシシがウミガメの卵を食べるなんて珍しいことなのですが。。本来の住処である森林で餌不足でも起こっているのでしょうか。(写真 西表南岸の砂浜、転々とイノシシの足跡がある)
伊古桟橋に銘板を設置
2010.4.1
島の北側に位置し、島の歴史を見守ってきた伊古桟橋は、2005年12月26日に文化財登録原簿に登録され、「有形登録文化財」となりました。登録された当時、島に預けられていた銘板は、しばらく研究所で展示されていました。このほど、銘板を取り付ける台座が設置されることになり、銘板も無事に取りつけられました。今や国民共有の財産となった伊古桟橋がいつまでも後世に島の歴史と先人の努力を語り続ける場所であって欲しいものです。なお、同じく「有形登録文化財」である東筋の神山家も銘板が設置されました。
貝の標本を寄贈して頂きました
2010.3.31
3月25日、石垣市の方から貝の標本を約600点寄贈して頂きました。数十年前に八重山で採集されたもので、珍しい種や現在の八重山では見られないような種まであるようです。これらの標本は、当研究所で登録し、正確に種を調べてから、公開したいと思います。
黒島でも黄砂を確認
2010.3.21
日本中で黄砂が確認されていますが、黒島でもまるで霧に覆われたような一日になりました。写真は仲本海岸で撮影したものです。普段ならはっきりと見える新城島が見えず、太陽も曇空のような様子でした。これほどの黄砂は、この数年で一番ではないでしょうか。
大阪の中学校が来所
2010.3.18
大阪府の中学校が修学旅行で来所し、ウミガメやサンゴ礁生の生物に関して学習しました。さらに実際にウミガメの標識放流調査を体験しました。このような学習を通して、自然に関心を持ってもらい、未来の研究者が育つことを期待したいと思います。
石垣島離島ターミナルでサンゴ展
2010.3.9
石垣島離島ターミナルのとぅもーるネットセンター石垣において、「八重山のサンゴ展」が開催されています。この展示は3月5日(サンゴの日)~3月31日まで開催されます。当研究所はオニヒトデやサンゴの白化、サンゴ移植の問題などのパネル展示をおこなっています。離島に行く前に、是非ご覧になって下さいね。
デイゴの開花
2010.3.6
黒島ではデイゴの花が咲き始めました。デイゴは沖縄県の県花で、ちょうど卒業/入学のシーズンに満開となります。このため本州の桜のように慕われています。近年、問題になっているデイゴヒメコバチの影響で、木が赤く染まるほど、とは言えません。それでも、つぼみの数を見る限り、ここ数年では最も多くの花が咲きそうな様子です。またヒメコバチの寄生も少ないように思えます。これから少しずつ回復していくと良いですね。
サンゴ展の開催
2010.2.6
沖縄県立博物館と黒島研究所による企画展示「造礁サンゴ 楽園をつくった偉大な建築家」が沖縄県立博物館にて開催されました。サンゴの標本を始め、生きたサンゴの展示、多数のサンゴ写真など様々な展示があります。造礁サンゴの生きものとしての興味深い特徴や生態系のなかでの役割、人のくらしとの関わり、造形としての面白さなど、さまざまな側面から造礁サンゴを取り上げます。企画展は沖縄県立博物館・美術館の3階企画展示室で3月14日まで開催されています。(写真:サンゴ標本を解説をする県立博物館の田中学芸員)
伝統手作り凧の寄贈
2010.2.2
比屋定修さんより、ウミガメ伝統手作り凧の寄贈して頂きました。比屋定さんは黒島の凧作り名人で、黒島小中学校でも児童生徒に凧の作り方を指導しています。寄贈していただいたタコは、NHKの朝ドラ『ウェルかめ』の影響もあってウミガメがデザインになっています。『ウェルかめ』の視聴率も凧のような上昇を願いたいと思います。この四角凧は黒島で「ピキダー」と呼ばれる型だそうです。資料展示室に展示します。
沖縄県立博物館と共催で企画「造礁サンゴ 楽園をつくった偉大な建築家」を開催します
2010.1.16

当研究所は、1970年頃に八重山海域で採集されたサンゴ標本が約1100点保管されています。1mを超える枝状サンゴから、近年では確認されていない珍しい種も多く含まれており、たいへん貴重なものです。それらを用いて沖縄県立博物館と共催で特別展を開催します。この企画をとおしてサンゴの多様性や不思議などをお伝えできればと考えておりますので、是非足を運んでみて下さい(画像はクリックすると拡大されます)
期間:2010年2月5日~3月14日
場所:沖縄県立博物館・美術館 博物館3階、企画展示室
http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/topics/detail.jsp?id=431
11年ぶりの再発見されたアオウミガメ
2010.1.9
当研究所は、ウミガメの海での生活を調べるために、標識放流調査をおこなっています。これはウミガメの身体測定をし、標識をつけ海に放します。そして、そのウミガメが次に何処かで再発見されれば、どのぐらい大きくなったか、何処まで移動したのかという情報が手に入ります。1月5日、黒島でアオウミガメの再発見がありました。この個体は1998年8月に黒島で放流されたもので、実に11年半ぶりの再発見でした。放流時の測定では甲らの長さが43.9cm、体重は10.9kgでした。そして今回は甲らの長さが72.4cm、体重は54.8kgでした。つまり11年半で28.5cm、43.9kg成長していました。標識放流調査は、放流したウミガメが再発見されなければ、情報が手に入らない気の遠くなるような調査です。もちろん再発見されないことも多くあります。しかしウミガメという海を広く回遊し、60年以上という長い寿命をもつ生物を調べる唯一の方法です。このような地味な調査の積み重ねによって、少しずつウミガメの生態が明らかになってきます。
新年のご挨拶と昨年度の入館者数など
2010.1.1
新年、明けましておめでとうございます。旧年中はたいへんお世話になりました。さて旧年はウミガメの上陸数7回(一昨年13回)、入館者数7469名(一昨年7175名)、ハブにかまれた人2名(一昨年0名)でした。これからも「黒島のことなら研究所にいけば何でもわかる」と言われるような、地域に根ざした独特な研究所として存続して行きたい思います。これからも皆様のご支援をよろしくお願い致します。
黒島研究所 目的と沿革へ
白いサギ
2009.12.23
前回、紹介したズグロミゾゴイのほかに、最近は白いサギが研究所の周囲に居ついています。この鳥はチュウサギもしくはダイサギですが、区別ができませんでした。サギの仲間は、とても長い首と足を持っているため他の鳥と見分けやすく、しかも日本中に生息しているので、なじみのある鳥でしょう。しかし種類は意外と多く見分けるのはたいへんです。特に白いサギはアマサギ、クロサギ、コサギ、チュウサギ、ダイサギ、カラシラサギの6種類がいます。これらは大きさや目の周りの色などで分類されており、よく観察しないと区別ができません。ちなみにシロサギもしくはシラサギという名前をよく聴きますが、そのような和名(図鑑に載っている名前)をもった鳥はいませんので要注意です。
ズグロミゾゴイ
2009.12.16
最近、研究所のまわりをうろついているズグロミゾゴイという鳥です。だいぶ慣れてきたようで、距離が縮まってきている気がします。あまりに動かないので観光客からも「飛べない鳥ですか?」と質問されます。この鳥は習性としてあまり動かず、また餌を獲る時もゆっくりと忍び寄って距離を縮めます。もちろん上手に飛べます。黒島では普通に見ることができますが、日本ではこの八重山諸島にしか生息していない珍しい鳥です。資料展示室内では黒島で見られる17種類の鳥の剥製と外来種のインドクジャクの生体が展示されています。野生のズグロミゾゴイが簡単に観察できて鳥が好きな方はたまりませんね。
忘年会
2009.12.5
昨夜。黒島大忘年会が開催されました。忘年会は青年会が主催しおこなっています。島の人や観光客も含め、恒例のビンゴゲームが行われました。テレビやコタツといった家電製品から、食券までさまざまな商品が用意されおり、大いに盛り上がりました。
出張展示の報告
2009.11.24
22・23日の2日間、石垣市の離島ターミナル内にある「とぅもーるネットセンター」にて開催された『美ら海移動水族館in石垣島』に黒島研究所もウミガメについての出張展示をしてきました。初日が2300名以上、2日目が1700名以上来場し、2日間で4000名を超える皆さんがいらっしゃいました。これまで、とぅもーるネットセンターでのイベントでは1日最高300名だったそうです。大幅に記録を塗り替えました。さすがは美ら海水族館、八重山においても知名度は抜群です。
出張展示のお知らせ
2009.11.20
2009年11月22・23日9時~18時に、石垣島とぅもーるネットセンターで沖縄美ら海水族館」主催の美ら海移動水族館in石垣島が開催されます。当研究所も出張展示をします。生きたウミガメを中心にパネル展も行います。
詳細はこちらをクリックしてください→石垣島離島ターミナル情報、島時間
寄付を頂きました
2009.11.18
15日に石垣島で開催されたアースライドに参加した皆さんが来所されました。アースライドとは自分のペースで完走を目指す自転車のイベントです。参加者の皆さんは石垣島の自然を楽しみながら自転車で走ったようです。翌16日、黒島研究所まで足を伸ばし、参加者から募った募金を寄付して頂きました。心より感謝申し上げます。ウミガメの身体測定や標識装着をし、放流する調査も体験されました。
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