仲本海岸の魅力
黒島の仲本海岸は八重山を代表するシュノーケリングポイントと知られています。その魅力は岸から手軽にエントリーでき、多くのサンゴや魚を見れることです。

運がよければ大きなエイやカスミアジなどを、リーフの内側でも見ることができます。さらにニモで有名になったカクレクマノミ、コバルトブルーに輝くルリスズメダイ、鮮やかなチョウチョウウオなどは普通に泳いでいます。干潮のときならば泳ぐ必要もなく、岸から水中を覗き込むだけで見れます。
リーフの外側にはダイバーに人気のナポレンフィッシュ、グルクンの大群やウミガメが見られ、冬場には数十匹のマンタに囲まれることさえあります。これらは全て岸からのシュノーケリングのことです。このようなポイントは日本国内でもたいへん珍しいと言えます。
アクセス

黒島港からは約2.5kmあります。歩くには少し遠いので、レンタサイクルがお勧めです。レンタサイクルは港近くで借りることができます。黒島に宿泊する方なら、自転車は民宿で貸し出している場合があります。多くの民宿がある仲本集落からなら歩いて数分です。
施設
東屋とトイレ・シャワーがあります。夏なら移動売店があり、サンドイッチやソフトドリンクが販売されています。食堂はちかくの仲本集落と宮里集落にあります。なお集落内は生活の場です。必ず服をきて移動してください。シュノーケリングの器材は、島内のダイビングショップと当研究所で有料で貸し出しています。
地形
岸からコンクリートの道の伝って砂浜におります。砂は真っ白で、サンゴや貝殻などで出来ています。仲本には発達したリーフとワタンジがあります。リーフとは島を囲む自然の堤防です。ワタンジとはそのリーフと岸をつなぐ浅い場所です。干潮のときならば岸から歩いてリーフに渡れます。これも仲本海岸の特徴です。リーフの上にはカニやウツボなど様々な生物を見ることができます。大潮のときなら干上がったサンゴを間近で観察できます。
潮位と海流
満潮
干潮
海は毎日水位と流れが変化します。水位が高いときを満潮、低いときを干潮と呼びます。満潮と干潮は一日に2回ずつありますが、その時間は日によって異なります。
仲本海岸では満潮から干潮になるときは、左から右に流れます。干潮から満潮では、右から左に流れます。ただし波が高いときは常に左から右に強い流れが発生します。この他にも様々の要因により、海流は変わりますので、初心者の方は流れの弱い干潮の前後2時間に泳ぐのが良いでしょう。干潮と満潮の時刻は気象庁のホームページに掲載されています。このページの石垣の潮位表を参考にして下さい。⇒http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/
危険生物
ムラサメモンガラ
ゴマモンガラ
代表としてはムラサメモンガラとゴマモンガラがあります。繁殖期である6-9月は縄張りをもち、侵入者を追い払おうとします。強い歯を持っているので噛まれると怪我をします。特にゴマモンガラは大きくて危険です。しかし一番大切なのは、パニックになって溺れないことです。このような魚が攻撃してきたら、慌てずに岸に戻って下さい。残念なことに仲本海岸では餌付けする観光客がおり、このような危険な魚が人によってくる場合があります。以前、餌付けをしていた人が指先を食いちぎられた事故もありますので、餌付けはしないで下さい。この他にもオニヒトデ、ウミヘビ、毒貝などもいますが、いたずらをしなければ攻撃してくることはありません。サンゴの中にも毒を持っている種類があります。知らない生物には触らないようにしましょう。
過去の死亡事故と安全対策
研究所では無料でライフジャケットを貸し出しています
2007年3人、2008年1人、2009年1人、2010年2人の死亡事故があります。助かった事例も含めると年間に数回の水難事故が発生しています。原因は様々ですが、少しぐらいならお酒を飲んでも大丈夫、足が着く場所だから安全、折角だから少しでも泳ぎたい、という精神的な油断が多いようです。どんなに注意しても事故はおこります。大切なのは万一に備えてライフジャケットを着用し、2人一組で泳ぐことです。実際にライフジャケットを着用しての死亡事故はありません。
荒天時には安全のために遊泳禁止になります。黒島の消防団が判断して、海岸にある看板と当研究所のホームページで告知しています。黒島では仲本海岸以外で泳がないようにお願いしています。これは事故のときに、自分のいる場所を正確に伝えられないためです。事故でパニックになっていればなおさらです。実際に場所がわからず、救助が遅れたことは何度もあります。仲本海岸には緊急時の浮き輪と担架があり、人も多いことから助けを呼べます。
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