黒島研究所 動物図鑑(両生は虫類)

黒島の両生・爬虫(はちゅう)類

2005年から記録された両生・爬虫類です。画像はクリックすると拡大されます。解説は、種名:生息状況、備考など(撮影日・場所)の順です
なお●は飼育展示中、★は剥製を展示中です

両生・爬虫類

 両生類はサキシマヌマガエル1種のみを確認している。は虫類はヤモリ4種、トカゲ4種、陸生ヘビ4種、ウミヘビ4種、陸生カメ1種、ウミガメ3種の計14種を確認している

051116 南神山ウタキ.jpgサキシマヌマガエル:普通に確認できる。外来種。(2005/11/16南神山)
P7210023.JPGアオウミガメ:西の浜に産卵にくる。海中では普通に確認できる。●★
画像 017.jpgタイマイ:西の浜に産卵にくる。海中では普通に確認できる。●★
050516 宮里 ヤエヤマイシガメ (1).jpgヤエヤマイシガメ:2005年に初確認され、現在まで3個体が確認されている。外来種(2005/5/16宮里)。●
050505 研究所周囲 ミナミヤモリ (3).jpgミナミヤモリ:林・民家で普通に確認できる。写真は採集された個体(2005/5/5宮里)
050505 研究所周囲 ミナミヤモリ.jpgミナミヤモリの前あし:よく似たホオグロヤモリと異なり、指の中央が分かれていない
090514 宮里.JPGオガサワラヤモリ:普通に見られる。雌だけで繁殖が可能。子は遺伝的に親のクローンである。外来種(2009/5/14 宮里)
070613 研究所内.jpgホオグロヤモリ:最も普通に見られるヤモリ類。家の外灯に多い。写真は交尾中の個体(2007/6/13宮里)
050505 研究所周囲 ホオグロヤモリ (2).jpgホオグロヤモリの前あし:よく似たミナミヤモリと異なり、指の中央が割れている
090208 仲本-2.jpgオンナダケヤモリ:2009年2月に仲本で1個体を採集した。暗いところを好む。(2009/2/8 仲本集落)
090208 仲本-3.jpgオンナダケヤモリの前あし:他のヤモリよりも、指が広く円形に広がる。
060309 研究所1.jpgイシガキトカゲの成体:最も普通に見られるトカゲ類(2006/3/9宮里)
050818 研究所前 イシガキトカゲ (1).jpgイシガキトカゲの幼体:成体と異なり、尾が青い(2005/8/18宮里)
050812 宮里 サキシマスベトカゲ (2).jpgサキシマスベトカゲ:林床の落ち葉の中に多い。普通に見られる(2005/8/12宮里)
070910仲本.jpgブラーミニメクラヘビ:植木鉢の下などで、稀に確認される。(2007/9/10仲本)
070910仲本 (1).jpgブラーミニメクラヘビの頭部:目は極めて小さい。アリを食べる
080828 研究所飼育個体.JPGサキシマアオヘビ:稀に確認される。環境省は準絶滅危惧種に指定(2008/8/28宮里)
050722 宮里 サキシマアオヘビ.jpgサキシマアオヘビの頭部:ミミズ類を食べる。無毒
090123 伊古採集 飼育個体.JPGサキシママダラ:黒島で最も普通に見られるヘビ類。無毒(2009/1/23 仲本) ●
050629 伊古桟橋.jpgヒロオウミヘビ:海岸および海中でやや稀に確認される。毒は極めて強い(2005/6/29伊古)
050629 伊古桟橋 (2).jpgヒロオウミヘビの頭部:よく似たアオマダラウミヘビと異なり、口の上が黒い
050705 黒島港東側 アオマダラウミヘビ.jpgアオマダラウミヘビ:夜間は上陸した個体が多く見られる(2005/7/5黒島港東側)
050812 仲本リーフ外 (1).jpgアオマダラウミヘビ:昼夜をとわず海中では普通に確認される(2005/8/12仲本)
050703 宮里 アオマダラウミヘビ (2).jpgアオマダラウミヘビの頭部:ヒロオウミヘビと異なり、口の上が黄色い。有毒
051003 研究所間 (2).jpgクロガシラウミヘビ:海中でやや稀に確認される。有毒(2005/10/3宮里礁池)
050729 仲本礁湖内 イイジマウミヘビ (1).jpgイイジマウミヘビ:2005/7/29仲本で1個体が確認された。
050729 仲本礁湖内 イイジマウミヘビ (2).jpgイイジマウミヘビ:ウミヘビ類の中で唯一の魚卵食。無毒
071127 宮里採集 撮影研究所内.jpgサキシマハブ:やや稀に確認される(2007/11/27宮里)●
060124 仲本 (1).jpgサキシマハブの頭部:上の牙から毒がでる。黒島での被害は年間0-2。●

その他の両生・爬虫類

アカウミガメ:1980年代は西の浜で多くの産卵があったが、近年は稀である ★
サキシマカナヘビ:2007/8/16宮里で1個体を採集。以前は普通に確認されていたが、2005年以降の確認は1個体のみ
キシノウエトカゲ:以前は普通に確認されていたが、2005年以降の確かな情報は1個体のみ

2005年以前に報告されている種

ヒメアマガエル:1976年に報告されているが、以後確認されていない(下謝名.1976)
ヒメウミガメ:2001年12月27日に黒島北側で漂着しており、剥製として当研究所で保管している ★
ヤエヤマセマルハコガメ:2004年に写真による記録がある。聞き取りによれば以前は普通に確認されている。(成瀬・若月.2008)
セグロウミヘビ:冬季に海岸に打ち上げられた個体の記録がある(内山ほか.2003)
引用文献
下謝名松栄.1976.カラー百科シリーズ4 沖縄の自然・島の自然と鍾乳洞.新星図書.那覇.189p
成瀬貫・若月元樹.2008.黒島でセマルハコガメ見つかる!.in まとめーる2004.pp.40.
内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎.2003.決定版 日本の両生爬虫類.平凡社.東京.336p